英語 / Analysis

2025・2026年度 Section 3・4 空所再分類

この資料の目的

2025・2026年度のSection 3・4を単に「内容理解」とまとめるのは不正確です。原本を設問単位で確認すると、実際の解答操作はすべてA~Eの候補を本文中の空所へ補うものです。

そこで、40問を次の2種類に再分類しました。

  • 単語・短い連語:原則1~3語。品詞、語法、句動詞、連語など、空所付近から決めやすいもの
  • 節補充系(長い句・節・文):原則4語以上、述語を含むもの、後続節を導くもの、見出し・質問として段落全体を受けるもの

この区分は岐阜大学の公式分類ではありません。「どの範囲を見て解くか」を決めるための実戦的な分類です。語数だけで機械的に決めず、空所が英文中で果たす機能を優先しています。

集計結果

年度・Section単語・短い連語節補充系(長い句・節・文)節補充系の割合
2025 Section 34問6問60%
2025 Section 44問6問60%
2026 Section 34問6問60%
2026 Section 43問7問70%
合計15問25問62.5%

Section 3・4には単語補充もありますが、2年合計では40問中25問が節補充系です。ここでいう節補充系は、厳密な文法上の節だけでなく、同じ解法を必要とする長い句・文・見出しも含む実戦上の呼称です。したがって、対策の中心は単語の意味当てではなく、大きな英文部品を前後へ接続する力になります。

2025年度 Section 3

題材は、会話の始め方と続け方です。

設問分類空所で主に確認すること
Q21単語・短い連語句動詞としてのまとまり
Q22単語・短い連語略語と周辺語の対応
Q23長い句・節・文具体例を導く長い表現
Q24長い句・節・文前文を受けて説明を足す節
Q25長い句・節・文段落の助言をまとめる表現
Q26長い句・節・文後続内容を予告する質問・見出し
Q27単語・短い連語動詞と結び付く短い連語
Q28長い句・節・文会話例として入る長いまとまり
Q29長い句・節・文段落全体を受ける質問・見出し
Q30単語・短い連語文末で成立する連語

特徴

  • 同じ選択肢群を複数空所で使うため、確実な句動詞や略語から埋めると候補が減る。
  • 見出し型の空所は直前より、空所後の段落内容が根拠になる。
  • 長い候補は「左側だけ自然」でも不十分で、候補末尾と後続文の接続まで見る必要がある。

2025年度 Section 4

題材は、クジラの音声とその研究です。

設問分類空所で主に確認すること
Q31単語・短い連語名詞としての話題適合
Q32単語・短い連語動詞・名詞との連語
Q33長い句・節・文研究対象を限定する長い句
Q34長い句・節・文主語と述語を含む説明
Q35長い句・節・文研究方法を述べる節
Q36長い句・節・文結果・解釈を述べる節
Q37単語・短い連語局所的に決まる名詞句
Q38単語・短い連語周辺の語法に合う短い表現
Q39長い句・節・文応用・可能性を述べる長い表現
Q40長い句・節・文記事末尾をまとめる節・文

特徴

  • 単語補充と、研究の方法・結果・応用を担う長い補充が同じSectionに混在する。
  • 科学的な知識より、「研究対象→方法→結果→意味」という段落の役割が決め手になる。
  • 長い候補では、主語と定形動詞の数を確認すると文法的に入らない候補を先に落とせる。

2026年度 Section 3

題材は、睡眠と学業成績です。

設問分類空所で主に確認すること
Q21長い句・節・文研究の問い・導入を作る長い表現
Q22単語・短い連語局所的な語法・連語
Q23長い句・節・文研究方法を具体化する節
Q24単語・短い連語周辺の品詞と意味
Q25長い句・節・文結果を述べる節
Q26単語・短い連語文中の短い補語
Q27長い句・節・文短期的結果から続く説明
Q28長い句・節・文長期的影響へ展開する節
Q29単語・短い連語時間関係を作る3語の接続表現
Q30長い句・節・文段落や記事を締める表現

特徴

  • 10問中6問が節補充系で、短い接続表現と長い見出し・述語句が混在する。
  • 「研究→結果→短期と長期の対比→助言」という展開を先に捉えると候補の役割を割り当てやすい。
  • 睡眠に関する常識ではなく、候補を入れた後の文法と段落の向きで判断する必要がある。

2026年度 Section 4

題材は、深海採掘です。

設問分類空所で主に確認すること
Q31単語・短い連語文の述語となる動詞
Q32長い句・節・文挿入される補足的な節
Q33長い句・節・文前置詞句を含む長いまとまり
Q34長い句・節・文there構文を作る長い部品
Q35長い句・節・文資源供給を説明する句・節
Q36単語・短い連語名詞・動詞との連語
Q37単語・短い連語局所文脈に合う短い表現
Q38長い句・節・文条件を示す節
Q39長い句・節・文利点と懸念を接続する節
Q40長い句・節・文記事末尾の問い・見出し

特徴

  • 単語、挿入節、there構文、条件節、問いが一つのSectionに混在する。
  • 環境問題への賛否で選ぶのではなく、各候補が「事実・条件・懸念・結論」のどれを担うかで決める。
  • 末尾の質問型空所は、その後に続く説明が何へ答えているかを確認する。

4区分に共通する解答上の示唆

  1. 空所の幅を先に決める。
    1語なのか、短い連語なのか、主語・述語を含む節なのか、見出しなのかを判定する。

  2. 候補の両端を確認する。
    候補の先頭が直前とつながるだけでなく、候補の末尾が直後ともつながることを確認する。

  3. 述語を数える。
    定形動詞が増えるなら、接続詞・関係詞・分詞など、節を成立させる仕組みが必要になる。

  4. 段落での役割を一語にする。
    原因、結果、例、対比、条件、まとめ、問いのどれかを候補へ割り当てる。

  5. 共有選択肢は強い空所から解く。
    本文順ではなく、語法や文法で一意に決まる空所を先に埋める。

原資料と確認方法

  • 2025年度原本:Section 3はPDF 10~16ページ、Section 4は18~23ページ
  • 2026年度原本:Section 3はPDF 12~18ページ、Section 4は20~25ページ
  • OCRテキストで候補と設問位置を抽出し、判読が必要な箇所は原本ページ画像で照合した

この再分類から、現行の岐阜大学英語は「内容理解問題が多い」のではなく、空所補充、とりわけ長い句・節・文の接続を問う問題が多いと結論付けられます。

出典・確認資料
  1. 岐阜大学前期英語・提供資料に基づく分析提供資料に基づくオリジナル解説。過去問本文・問題画像は転載していません。
掲載方法:公式情報へのリンクのみ

過去問本文や画像は掲載せず、必要な場合は大学等の公式ページへ案内します。

引用・図版の基準を見る